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茨城県 筑波山で登山・ハイキング/コース&観光ガイド

Journal筑波山ジャーナル

2020.04.08| つくばトレイルガーディアンズ

もっとみんなが楽しめる山にしよう! つくばトレイルガーディアンズ活動記録

2019年12月に発足した「つくばトレイルガーディアンズ」。今回は、桜満開の4月1日に行われた2回目の活動記録をお届けします。

3月末、一般社団法人 コンサベーション・アライアンス・ジャパンの 『アウトドア環境保護基金』に採択していただき、活動により一層力が入るメンバーたち。今回は8人のメンバーで、筑波山北西にある「つくし湖」を出発点に、薬王院コースをまわりました。

目的は、現在開発中の山道案内サインの設置調査。コースを歩きながら、サインの設置場所や、どのような機能をもったサインが必要かを調査・検討していきます。

※茨城県による「筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」で開発が進められている筑波山登山道の新サインガイドライン。トレイルガーディアンズでは、上記事業と連携して登山道での設置調査を行っています。
ちなみに現在「東筑波ハイキングコース」の一部で「筑波山道サイン一般調査」を実施しておりますので、お近くにお越しの際は是非ご協力をお願いいたします。

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

こちらは、今回歩く薬王院コースの登山口。距離が長く人通りも少ないため、トレイルランナーにも人気があります。
ただ、ご覧の通り、登山口の場所がわかりづらい! 事前ミーティングでも挙がっていた課題でもありますが、視認性の高いサインの設置が検討されている場所の一つです。

 つくばトレイルガーディアンズの活動風景

「つくばトレイルガーディアンズ」では「ヤマレコ」を使用して、メンバー同士の情報共有を行っています。ありがとうスマホさん。ありがとうヤマレコさん。

 

登山道で見つけた焚き火の跡

途中、焚き火の跡を発見しました。
筑波山は全域が国定公園になりますので、本来は火気厳禁となっています(みなさまお見知りおきください)。
火を使いたい場合は、近隣にある「筑波高原キャンプ場」と「つくばねオートキャンプ場」の2ヶ所のキャンプ場をご利用くださいませ。

 

登山道に放置されたがらくた

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

長い期間放置され朽ちたガラクタや、昭和の頃に設置されたであろう灰皿など、撤去の必要がある物たちも。行政とも連携して早期に撤去を進め、より美しい登山道を目指していきます。

 

筑波山のニリンソウ

目を落とすと、例年よりも早く「ニリンソウ」が咲いていました。山野草が存続できる環境作りも大切ですね。

 

筑波山登山道にあった空き缶

階段脇の飛び出した金具を隠すために、空き缶が被せてありました。誰かが善意で行ったものと思われますが、景観を損ねてしまうため、早期に改善すべき箇所の一つです。

 

 

 

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

写真左は、「つくばトレイルガーディアンズ」の会長でもある、筑波大学芸術系准教授の原忠信先生。筑波山の新サインのデザインをされており、誰でも参加できるサインに関するワークショップの企画を思案中とのこと。

写真右は、アウトドアプロショップ「Namche Bazar」代表の和田幾久郎さん。原先生とふたりで、木の成長に合わせて変化していく名札が作れないか?と話しています。
世界のアウトドアシーンを知る頼もしいお二人は、盟友でもあります。

 

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

赤い実を付けた「アオキ」。ヤギの好物で、実も葉っぱもペロリと食べてしまうそうですよ(知らなかった)。

 

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

コース上の木に誘目性のあるテープを巻いて、ここが登山道であることをシンプルに知らせてあげる。そんな計画も、検討事項の一つとなっています。(既存のこのテープの役割が、それにあたるのかは不明ですが)

 

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

「鬼ヶ作林道」までやってきました。この日は小雨の中でスタートしましたが、どんどん雨が強まりずぶ濡れに。「薬王院コース」のすべてを確認することは断念しつつ、もう少しだけ進みます。

 

筑波山登山道の案内サイン

丸太にサインを貼り付けた、丸型のサインがありました。景観ともマッチした素敵なサインですが、丸型は方向が分かりづらいという指摘が。

 

登山道からいきなり道路に出てしまう箇所がある

車が走る「鬼ヶ作林道」を挟んだ薬王院コース。
特に下山の時は、こんな風にいきなり車道に飛び出してしまう危険性があります。事故を防ぐためにも、事前に車道に出ることを知らせるサインが必要そうです。

 

桜川市役所農林課より大場雄一さん

参加者のひとり、桜川市役所農林課より大場雄一さん。

加波山の麓で生まれ育った大場さんは、小さい頃から山と密接に暮らしていました。加波山は筑波山と同じ山系なので、生態系は非常に似ているそうです。

農林課では筑波山の林道整備やイノシシの駆除を担当されているそうですが、整備が主で活用まではできていない現状があるそうです。商工観光課での経歴も活かして、活用まで携わることを目標とされていらっしゃいます。

日頃から登山道の問い合わせは多いそうですが(ハイシーズンになると日に何十件も)、桜川市の人員規模では、整備も含めすべてに対応するのは難しいという現実があるとのこと。つくばトレイルガーディアンズの活躍に期待を寄せてくださいました。

「筑波山を楽しみに来てくださっている人たちのために最低限の整備をしておきたいけれど、行政だけでは難しい。先を見据えてもっと地元の方も巻き込んでいけるような盛り上げ方をしたい」と、大場さん。

山が好きな人、民間の人たちと関わることがなかったので、そういう人たちと知り合うことからと思っていたその矢先。つくばトレイルガーディアンズの活動に参加できたことはとてもいい機会になったとおっしゃっていました。

 

つくばトレイルガーディアンズの活動風景

下山後は「カフェ日升庵」にてミーティング。今日挙がった課題をどう解決していくか、今後の活動について話し合いました。

 

筑波山の新土産

日升庵のハンバーガーとともに、「筑波山&霞ヶ浦の新グルメ開発事業」で生まれたアイテムを試食。

ラインナップは、
日升庵の「TSUKUBA BROWNIE」
つくば市田中にある寿司店・魚忠とエコファーム飯島の共作「なないろ稲荷と七味飴」
株式会社小美玉ふるさと食品公社の「恋の山♥︎濃いヨーグルト」

 

恋の山濃いヨーグルトのアタリくじ

美味しいものを食べて身体の疲労も回復! 「恋の山♥︎濃いヨーグルト」では、なんと嬉しいアタリが出ました!

 

今後も「つくばトレイルガーディアンズ」は「Safe」「Sustainable」「Share」の視点で活動を継続していきます。このような定例会をオンラインも含めて、毎月行っていく予定。またこの場で活動報告させていただきます!

スローガンはShare the Trail!!

写真・文/合田裕基(TURBAN)