2020.12.25| 筑波山神社
2021年に筑波山神社で手にいれることのできる【御朱印4種類&人気のお守り】とあわせて催事やイベント時だけの【限定御朱印】をご紹介。さらに、コロナ禍でのご祈祷のガイドライン、御朱印&お守りの受付時間、受付場所、周辺の駐車場をまとめました。しっかりと感染症対策をして、安心安全に筑波山&お参りに出かけよう!
3,000年以上も前から、信仰の歴史を刻む筑波山。筑波山中腹に拝殿のある「筑波山神社」は、筑波山そのものをご神体とする歴史ある神社です。実は本殿は女体山頂と男体山頂にあり、それぞれに「筑波目女ノ神」と「筑波男ノ神」が祀られています。
このように男女二神を祀る山であることから、縁結びや夫婦円満、子授けなど、様々なご利益のある“恋の山”として愛されています。
筑波山へのアクセスはこちら(Google Map)
筑波山神社の駐車場情報は下記の記事をご覧ください。
そんな筑波山神社、実は御朱印のメッカでもあります。
筑波山神社拝殿の境内には、筑波山神社と縁の深い複数の神社の境内社があり、境内内の社務所ではなんと8種類もの御朱印を受けることができます。(いずれも初穂料は500円)。
※現在はコロナ禍のため、4種類の御朱印(筑波山神社拝殿/筑波山 恵比寿神/男体山本殿/女体山本殿)のみに限定し、紙朱印(書置き)での対応となっています。
また、本殿のある女体山頂と男体山頂それぞれにも社務所があり、そちらで御朱印を受けると【登拝印】も押していただけます。ただし、悪天候などにより、山頂の社務所が閉まっていることもあります。その場合は、山頂でお参りしたことを伝えれば、拝殿隣の社務所で【登拝印】を押していただくことができます。
※すべての御朱印に共通して言えることですが、御朱印は参拝の証としていただくものなので、まずは参拝してから受けるように心がけていきましょう。
筑波山神社では、神事やイベントにあわせて期間限定で受けられる御朱印も評判です(受付時間は9時~17時)。初穂料は通常の御朱印同様500円です。
※コロナの感染状況によりイベント自体が中止になった際は御朱印を受けることもできませんのでご注意ください。
ここでは、筑波山神社拝殿で受けられる限定御朱印の中から、特に人気の高い3つをご紹介します。
「ガマまつり限定御朱印」例年8月または9月頃(写真左)
山の日(例年8月11日、2021年は8月8日)前後に一週間ほど行われる、ガマの供養と商売繁盛を願った「ガマまつり」。(近年は熱中症対策のために開催期間を変更し、9月1日より1週間の開催となることが多い)
この開催期間中にいただける限定御朱印は、「紫峰筑波山神社山之日月詣之御璽」という特別仕様の印に加えて、筑波山が発祥の地という伝説もある「羽根つき」、筑波山に生息する前足が4本指・後ろ足が6本指の「四六のガマ」、「筑波山」の3つのスタンプがあしらわれています。
「梅まつり限定御朱印」例年2月中旬〜3月下旬頃(写真中央)
筑波山中腹には約1,000本の梅があり、梅の名所として有名です。そんな梅の開花時期にあわせて、例年2月中旬~3月下旬頃に開催されるのが「筑波山梅まつり」。
期間中は、この季節に筑波山を飛び回るウグイスと、梅の花をあしらった可愛らしい御朱印をいただくことができます。中央には「紫峰梅花祭筑波山神社奉拝之御璽」の印。
「カタクリの里限定御朱印」例年3月下旬〜4月下旬頃(写真右)
筑波山頂近くの御幸ヶ原付近には「カタクリの里」というカタクリが群生しているエリアがあります。保全のために普段は立ち入ることができないのですが、開花時期の3月下旬~4月下旬にあわせて開放されます。
その期間中にいただける限定御朱印には、「紫峰片栗之花祭筑波山神社参拝璽」の印とともに、可憐なカタクリの葉と花のスタンプが押されます。山野草は花だけでなく、葉も可愛いですよね。
……ちなみにまだまだコロナ禍が続くであろう2021年は、今のところは神事のみを行い、イベントは開催しない方針とのことですが、情勢を見ながら新企画も含めてイベントの開催を検討していく予定だそうです。
御朱印とともに気になるのが、各神社オリジナルの御朱印帳。筑波山神社にももちろんここでしか入手できないオリジナルの「御朱印帖」があります! さらに、人気の「お守り」もご紹介。いずれも社務所で受けることができ、受付時間は御朱印と同様9時~17時となっています。
「筑波山神社御朱印帖」 初穂料各1,500円
筑波山をあしらったオリジナルの御朱印帖。筑波山頂から陽が上る瞬間の「ダイヤモンド筑波」モデル(写真右)が特に人気です。
「錦守(にしきもり) 」初穂料1,000円
錦守は通称肌守と言われており、肌身離さず持っておくと良いお守りです。ご利益は自分を守ってくれる、お願い成就。
「つくばね守」 初穂料800円
羽根つき遊び発祥の地という伝説もある筑波山ならではの羽根つきの羽根(つくばね)の形をかたどったお守り。愛らしい雰囲気のお守りで、特に女性に人気です。
ご利益は厄除け、開運。
「男体守・女体守」 初穂料800円
両山頂の社務所のみで受けられるお守り。
悪天候などにより山頂の社務所が閉まっている場合は、中腹の拝殿脇の社務所で購入することができます。山頂の社務所限定のため、登山者に人気。
「御砂守(おすなもり) 」初穂料1,000円
筑波山のお砂が入っている、方位除けのお守り。
徳川家康公が江戸に入ったときに、筑波山は鬼門の方角だったため、祈願所として指定された歴史があります。ご利益として、鬼門の方角を守ってくれます。
筑波山神社でのご祈祷の受付時間は9時~16時。平日は1時間間隔、土日祝日は30分間隔でご祈祷を受けることができます。また現在、コロナ禍の対応として、1回のご祈祷の参列人数を3名までに制限しています。※2021年のお正月期間(2020年12/31~2021年1/11)は、参列人数を1名に制限。
また、筑波山神社では、混雑緩和や分散参拝の促進のために拝殿前と駐車場の2ヶ所にライブカメラの設置をしています。是非、参拝に出かける前にご活用を。
拝殿前 http://tsukubasan1.aa0.netvolante.jp
駐車場 http://tsukubasan2.aa0.netvolante.jp
※パスワードをもとめられますが、放置すれば画面が切り替わります。
※接続に時間がかかることがありますが、再読み込みを行うことで画面が表示されることがあります。
最後に筑波山神社広報担当の八木下さんから、筑波山神社を訪れる方へのメッセージをご紹介します。
「コロナが発生してからほぼ一年、毎朝欠かさずにご祈祷と終息祈願の祝詞(のりと)をあげております。ともかく今はルールを守って、感染防止対策をしっかりとして平穏な日を待ちましょう。筑波山神社では訪れる皆様に清々しい気持ちでお参りしてもらえるように配慮しております。皆様にとって、来たら元気な気持ちになってもらえるような筑波山をいつまでも守っていきたいです」
現在、筑波山神社では神社本庁が示すコロナ感染対策のガイドラインを参考とし、御朱印の種類制限や先述したライブカメラの設置、さらに職員の方々の毎日の検温や手洗い・うがい・消毒など、さまざまな対策を行いながら感染拡大防止に努めておられます。
一方で、登山や観光拠点としての筑波山を盛り上げるために、さまざまな施策を考えていらっしゃるそうです。
まだまだ不安な日常が続いていますが、筑波山に出かける時はひとりひとりが万全の感染をし、出かけられない時には筑波山の思い出に思いを馳せたりしてみてくださいね。
取材協力/筑波山神社
https://www.tsukubasanjinja.jp
取材・写真/合田裕基(TURBAN)
つくばに住んで5年。筑波山に登るようになって3年。 自然の多いつくばで、少しづつアウトドアを楽しむようになりました。 株式会社ターバンのディレクターとして、筑波山周辺の取材を敢行。 長身でヒゲの男を筑波山で見かけたら、5割の確率で俺。