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茨城県 筑波山で登山・ハイキング/コース&観光ガイド

2021.03.11| BASEができるまで

BASE 877ができるまで #01

筑波山にお店 兼 拠点をつくることになりました。その名も「BASE 877」。2021年GWオープン予定です! お店をつくることになったきっかけや、お店ができるまでの記録を、連載的にお届けしていきます。第一回である今回は、そもそもこのサイトができた経緯などを改めて(というか初めて?)紹介しつつ、お店探しのことなどを綴っています。

BASE877 地図

このサイト、Mount Tsukubaができたのは、思い返せば2019年のGWでした。もうすぐ2年になります。そして今年のGWは、また新しいものが生まれる予定です。筑波山の大鳥居から少しだけ進んだ門前通りの傍らに、Mount Tsukubaの拠点として、初めてのお店を準備中です。今まで少しずつ作ってきた少数精鋭(?)のMount Tsukubaグッズたちや、登山に役立つアイテムなどを少しずつ揃えて(最初はほんとに少しずつ…)、GWにささやかにオープンする予定です。

お店をつくることになった経緯(の前に)

ちょっと長くなりますが、まずはこのサイト、Mount Tsukubaができた理由から語らせてください(遡りすぎですが)。

2019年にこのサイトができたきっかけは、お知らせなどでもよく登場している茨城県の「筑波山霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」という、2018年〜2020年度の3年間の事業にあります。

筑波山はご存じの通り百名山にも数えられる、茨城県を代表する山です。東京からも比較的アクセスがよく、茨城観光の玄関口ともいわれ、推定で年間200万人もの人が訪れているとされています。

そんな筑波山ですが、現代のアウトドア的なニーズにまだまだ対応しきれていない部分があったり、また、GWや秋の行楽シーズンに激しい道路渋滞が起きたり、一部のコースに登山客が集中して登山道渋滞が起きていたりと、登山客にとってストレスになってしまう状況も少なからずあります。

そういった課題をなんとか解消して、もっと登山やアウトドアの方々に喜んでもらえる場所として、筑波山エリアを盛り上げていこうという事業が、「筑波山霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」でした。もちろん、筑波山だけではなく、日本で二番目に大きい湖である霞ヶ浦一帯も含めた観光連携促進が行われてきました。日本で一番大きいのは琵琶湖ですが、よく言われるように二番目というのは忘れられがちで、霞ヶ浦も琵琶湖ほどよく知れ渡ってはいないかもしれませんが、本当に広大で漁なども行われていたりして、場所によるかもしれないですが、開発されすぎていない素朴な雰囲気がとても素敵な湖です。

話がそれてしまいましたが、その「筑波山霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」では、新たに筑波山のロゴやスローガン(Share the Trail)も開発されました。
筑波山は南側のコース(御幸ヶ原コースやおたつ石コース)が人気で、登山客が集中する傾向がありますが、そのことが原因で前述したように時期によっては道路と登山道の渋滞問題が起きていました。でも実は、よく知られている人気コースだけでなく、360度に全部で10個もの登山コースがあり、それぞれに違った魅力、楽しみ方があります。そういったコースの存在・魅力をより多くの方に知っていただくことで、渋滞問題も解消していこう、というのがロゴやスローガンの原点です。それに加えて、登山だけではなく、トレイルランニングやマウンテンバイクなど、いろんな山の楽しみ方が増えていて、そういったいろんな楽しみが共存できる山を目指したい、という想いも添えられています。
※事業が始まった経緯やロゴやスローガンについては、2019年の記事ですが、筑波大学芸術系 原忠信さんのインタビューをぜひ読んでみてください。

とても素敵な考え方ですし、筑波山がほんとに360度まるっと楽しめる山になったら最高だなと思います。だから、それを伝え広めていく場として、Mount Tsukubaのサイトは生まれました。時々、行政で運営しているのか?と聞かれることがありますが、実際のところは100%民営です。「ロゴもスローガンも含めて、続けないと広がっていかないので、とりあえず発信を続けられるようにサイトを作ってみよう」という初期衝動で始めてしまったので、時々なんでやってるのかよくわからなくなることもあるんですが、とりあえず民営です。ターバンというつくばの小さいデザイン会社(いろいろあって、スーパーマルチデザイン事務所と化していますが、カレーは売ってません)で運営しております。

いろいろ御託を並べてみましたが、なんだかんだで、筑波山が好きなんです。

お店をつくることになった経緯(本題)

話がめちゃくちゃ長くなってしまいました。とりあえず、前述の通り、このMount Tsukubaというサイトそのものは、熱い初期衝動によって産み落とされました。さらには、これまた熱い衝動によって、筑波山ロゴをかたどった格好いいピンバッジやロゴステッカー、登山者向けに耐水性のあるユポ紙に印刷した登山マップなども、次々と産み落とされていきました。

そんな次々と産み落とされているものたちを、売ったりPRしたりする場所が欲しいなということで、昨年…いや、一昨年ぐらいから探し続けていた筑波山拠点としての物件。白雲橋の方だったり、つくば道だったり、桜川方面だったりと、いろいろ考えました。が、やっぱりやるなら筑波山のメインストリートである門前通りに。と、思いつつ、ゆるく探していてもなかなか物件に出会うことができず、いつのまにか一年以上が経っていました。
そんなとき、ふいに急転直下で紹介していただいたのが、グランドホテルのはす向かいに建つ、築35年ほどの古い物件でした。

Mount Tsukuba BASE 877(改修前)

当初は町のたばこ屋さんぐらいのコンパクトな場所もいいね〜なんて妄想していたこともありましたが、紹介していただいた物件は、2階建てで100㎡ずつぐらいあり、めちゃくちゃ広いです。しかも賃貸ではなく、売買物件でした。ハードル高!でも、

買います。

こういう時、何か考えてしまったらたぶんもう一生決まらない気がして、意を決して即、買うことにしました。銀行融資を受けて。衝動買いにもほどがあるので、正直、契約の時には手が震えましたが…。でも、とても素敵なオーナーさんで、私たちの活動にも共感してくださり、応援してるわ!と背中を押していただきました。良い出会いをくださり、本当にありがとうございました。

そんなわけで、去る2月26日に売買の手続きを完了し、ついにお店をつくれることになりました。とはいえベースは単なるスーパーマルチデザイン会社なので、お店をやった経験もなく、レジっているの?とか、店員誰がやるの?とか、商品ってどうやって仕入れるんだ?とか…(初心者すぎますよね。すみません)かなり手探りで模索しているところですが。

お店の名前というか、建物の名前はMount Tsukuba 「BASE 877」です。
仮でつけた名前ですが、たぶんそのままになりそうです。ちなみに877は筑波山の標高です。
Mount Tsukubaグッズをはじめとした商品の販売のほか、(ショップでは使い切れないくらい広いので)ワークショップやイベントなどの拠点、登山客の方の休憩所などにも使っていただける場所にする予定です。

いろいろ書いてきましたが、筑波山の門前通りという場所にお店までつくれることになったのは、やはり「筑波山霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」を通じてのたくさんの出会いのお陰です。私たちターバン自体、東京でのフリーランス時代からつくばに拠点を移して6年ですが、地元のつながりがたくさんできてきたのも、この事業での活動があってこそでした。
事業自体はこの3月で終了になりますが、その後も私たちMount Tsukubaであったり、同じく事業を通じて誕生した「つくばトレイルガーディアンズ」も然り、活動はこれからも続きます。
筑波山は百名山の中では一番低い山ですが、気軽に登山の醍醐味を味わうには最高の山だと思います。初心者に山の楽しみを教えてくれる、登山の裾野を広げてくれるような良山だと思うので、これからもっと筑波山が登山客やいろんな山ユーザーに愛される山になっていけるよう、微力ながら(頼りないほどの微力ですが)がんばっていきたいと思っています。

次回は、3月3週目頃から予定している改装の模様などをお届けしていきたいと思います。

文/根本美保子(TURBAN)


筑波山トレイルマップ
Mount Tsukuba Share Set【筑波山シェアセット】
Mount Tsukuba Pins Gold 【筑波山 金のピンバッジ】