晴れた日に、木漏れ日の中を歩く筑波山も気持ちがいいけれど、幻想的な霧の中を歩いていく冒険感もまた素敵。
これからの夏の登山、立ちこめる霧に出会ったら、ぜひその美しい表情を楽しんでみてください。
出かけたのは梅雨明け前の7月のある日。
「山の天気は変わりやすい」。よく耳にしますが本当にその通りです。
この日も途中から、霧がとても濃くなってきました。その場にいるだけで、カメラのレンズが曇るくらい。歩くには少し注意が必要ですが、幻想的な風景に心をぐっと掴まれます。
こちら標高877m、深い霧に包まれた女体山頂。もはやこの世なのか、あの世なのかわかりません。
女体山頂より下を見ると、女体山駅は霧に包まれていません。まるで山頂が一つの聖域のようです。
先が見えないこの霧に、子供達も怖がっています。お父さんは笑っていて、なんだか微笑ましい。
霧の中のロープウェイはなんだか火曜サスペンスみたいな雰囲気になってまんねん…。
霧の中の双眼鏡がピクサーのウォーリーみたいになってまんねん…。
霧の筑波山、つっこみどころも素敵でした。
それではまたここで会いましょう! Mount Tsukuba編集部でした!
写真・文/合田裕基(TURBAN)