季節ごとに、多様な草花が見られる筑波山。今回は、6月に出会った植物たち、それから素敵な風景を、まとめてご紹介しようと思います。
6月に「山頂連絡路」と「筑波山自然研究路」のコース取材をしたときの、サブエピソードをご紹介。
思い立ったが、吉日。まだまだ続きそうな梅雨の気分転換に、筑波山頂から広がる蒼天を眺めてみてはいかがでしょうか。
コゴメウツギ
白と黄色が綺麗な花。見てるとなんだかホッとする。女体山頂に咲いていました。
サワフタギ
花が散ったあと、秋には青い実がなるそうです。堅く強い材質のため、道具の柄に使われることがあるとのこと。こちらも女体山頂に咲いていました。秋にまた見てみよう。
女体山頂からは、つつじヶ丘の向こうに霞ヶ浦が見えます。広大な景色の中で、ロープウェイの赤とつつじヶ丘駅の屋根の赤が、チークのようにチャーミング。
ヒイラギソウ
葉っぱがヒイラギに似ていることから、その名付いた山野草。山地の日陰に生えるシソ科の植物。少し明るめの、印象的な紫色。
数ある筑波山からの眺望で、「せきれい茶屋」目の前からの眺めもまた美しい。小窓から望むプライベートビューといった感じです。
自然研究路からは八郷側の眺望を望むことができます。木々の間から顔を出す景色は、ちょっと特別な気分。
ハクチョウゲ
6月頃に咲くことから、英語ではジューンスノーと呼ばれる。初夏の花で、とっても涼しげ。
カラー
メガホン状のところが、ワイシャツの襟(カラー)に似ていることから、その名が付きました。花はメガホン状のところではなく、真ん中の黄色い棒部分。
この花は街でも見かけていましたが、名前を調べてみると、初めて知ることばかり。カラーの由来はワイシャツ!? 白い部分じゃなくて、黄色が花!?(PCの前で独り言)
些細なことにも、思わぬ楽しみがありますね。
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写真・文/合田裕基(TURBAN)