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茨城県 筑波山で登山・ハイキング/コース&観光ガイド

Journal筑波山ジャーナル

2019.10.18| 東筑波ハイキングコース

COURSE REVIEW
筑波山唯一のMTBが入れる林道コース、東筑波ハイキングコース。

筑波山の東側斜面を横切るロングトレイル「東筑波ハイキングコース」。沢や岩の小道など野趣あふれる山道が魅力です。

Course Data 筑波山登山コースデータ

Trail8 東筑波ハイキングコース Higashi Tsukuba Hiking Trail
区間:国民宿舎つくばね~つつじヶ丘
距離:4.4km
所要時間:Up 130min / Down 100min
難易度:★★

Course Review 筑波山登山コースレビュー

未舗装の林道や細い小道を抜けていく全長4.4kmのコース。筑波山の全10コースのなかでは最長のコースですが、勾配は緩いので誰でも山歩きを楽しめ、変化ある道のりが楽しいコースです。ただし途中にトイレや休憩所がないので、事前に十分な準備をしておくことが必要です。

また、国民宿舎つくばね付近から続く「仙郷林道」は車や自転車も入れる場所。途中までではありますが、筑波山10コースのなかでは唯一MTBが楽しめるコースとなります。駐車場も整っていますので、ぜひ出かけてみて欲しいコースの一つです。

 

MTBでスタート!走ったり歩いたり多様な道を楽しんで。

東筑波ハイキングコースの登山口にあたるのが、国民宿舎つくばねです。
登山者は、第二駐車場が無料で利用可能(有り難し)。第一駐車場も利用できますが、施設の利用者が優先となります。また、国民宿舎つくばねでは、16:00~20:30の間であれば、日帰り入浴も楽しめます。(大人 500円/小人 250円 ※予約不要)

 

今回は、序盤にMTB(マウンテンバイク)も通行可能な仙郷林道を通行するため、途中までMTBで行くことに。私自身は山でのMTBが初ということもあり、おふたりのMTB経験者に同行していただきました。いつか筑波山にMTBコースを作りたい…!と意気込むカナダ生まれのMr.カールと、筑波山のサイン計画を進行中の筑波大学芸術系の原忠信先生が、調査を兼ねて同行してくれました。

こちらが登山口。国民宿舎つくばねの看板脇から東筑波ハイキングコースがスタートします。

まずはギアを一番軽くして進みます。MTBで林道を駆けるのは気持ちいい。

 

入ってすぐに湧き水の流れるポイントがあります。このコースには、湧き水の流れるポイントがたくさんあるので、それを探しながら進むのも面白いですよ。

 

林道は障害物もなくスムーズに進むことができます。ヒルクライムとしても傾斜がきつくないので、初心者向けでいいですね。

 


それでも結構な負荷が太ももにかかります。乳酸の溜まっていく太ももを感じながら、つい競輪選手の太ももに想いを馳せてしまいます。自然に親しむことで、生き生きした表情を浮かべる原先生。

 

こちらは国民宿舎から1.7kmの地点。向かって正面、チェーンの先は土俵場林道となっており、一般車両は通行できません。向かって左がつつじヶ丘方面です。

 

看板によると、ここから見える森林は100年を超える人工林とのことです。人間は100年生きたら大したもんだけど、木々はまだまだ序の口といった佇まい。

 

平地ではあまり見かけない蜘蛛を見つけました。ケサランパサランみたいでかわいい。

 

大量の湧き水が流れるポイントがあります。筑波山東側(石岡市サイド)は盆地になっており、水に恵まれていることから作物を育てるのに最適な環境です。今の季節は柿が旬。ちなみに筑波山からほど近い石岡市八郷町では献上柿も栽培されています。

 

肥沃な水が豊かな森林を育むんですね。この辺りの森林は水源かん養保安林として、地域の水資源の確保に役立っています。

 

東筑波ハイキングコースを下山して来た登山者とあいさつを交わします。この方はここから真壁方面に向かうようです。筑波山の北側全体が登山者たちの穴場スポット。

 

ここからつつじヶ丘までは2km。上部のMAP上に記載されている「林道ゲート」ポイントとなります。MTBや車などの乗り入れはここまで。邪魔にならないところにMTBを停めて、歩いて登ります。

 

先ほどまでとは違い、道幅が狭く鬱蒼としています。

 

辺りにはたくさんの山野草の姿が。昆虫たちもマイペース。

 

筑波山の固有種であるオオナルコユリも群れをなしています。季節によってはスミレやマツカゼソウの姿を楽しむことができます。

 

そうこうしていると、林道終点までやってきました。

 

ここからは登山道に入ります。東筑波ハイキングコースの名の通り、筑波山の東斜面を横切っていきます。

 

少し下ると、沢を渡るポイントがあります。

 

先ほどまでとは変わって、なかなかワイルドな登山道。このコースは色んなタイプの道があるところが魅力です。

 

トレイル脇には大きな岩もゴロゴロしています。しかしこの木はどうやって生えたの!?

 

ざっくりと行き先の示されたサインがあります。

 

ヒョイと沢を渡って。

 

さて、林道分岐点までやってきました。ここからは広根場林道を通って、つつじヶ丘を目指します。

 

標高が変わったせいなのか、林道の趣もまた少し違って見えます。

 

つつじヶ丘まであと400mのサインが。ここまで4kmの行程を進んで来たかと思うと感慨深い。終点のつつじヶ丘までもう一息。

 

つつじヶ丘に続く、最後の階段を登ります。

 

階段の先に光が。思わずMr.カールもニンマリ。

 

つつじヶ丘に到着!
△□○の窓が目印、西側のお手洗いのそばに東筑波ハイキングコースの出入口があります。

 

陽も傾いて来たので、帰りは林道ゲートまでは足早に下山。そこからはMTBで国民宿舎つくばねまで一気にダウンヒル!これは気分爽快!

 

初めて山でのMTBに取り組みましたが、ヒルクライムのしんどさがあってこそ、ダウンヒルの爽快感が際立ちますね。スリリングだけど、一度やったら病みつきになりそうです。
多彩な楽しみ方ができるのも筑波山の魅力。スローガンは「Share the Trail」。もっともっと、みんなが楽しく遊べる山になるといいですね!

 

林道から登山道を経てまた林道へ。沢を横切ったり、貴重な山野草もたくさんみることができました。湧き水もたくさん流れていて、飽きのこないロングトレイル。
平日とはいえ、すれ違ったのは2組だけ。こうやってMTBでも楽しめる部分があるので、アクティビティにも可能性を秘めたコースです。
のんびり、ゆっくり筑波山を楽しみたくなったら、東筑波ハイキングコースに来てみてはいかがでしょうか。

写真・文/合田裕基(TURBAN)