2020.01.15| Tour,筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業,坊主山
筑波山が癒しのフィールドに!? Mount Tsukuba Toursより大好評だった癒し系プログラムの模様をレポートします!
ネイチャーガイド/セラピストで、筑波山を愛するnakine(ナキネ)代表の浅野祥子さん。普段から素敵なイベントやプライベートガイドなどを通じて筑波山の魅力を発信し続けている浅野さんにガイドしていただき、昨年12月8日(日)に筑波山で開催されたのが、Mount Tsukuba Tours「大自然でセルフケア」です。
eバイクで筑波山〜霞ヶ浦を寄り道しながら巡るツアーをはじめ、さまざまなツアーやアクティビティのプログラムを期間限定で実験的に開催したMount Tsukuba Toursのフィナーレを飾るプログラムが、この浅野さんのプログラムでした。
筑波山の大自然のなかで、自分のからだの状態を知り、バランスを整えるポイントを学ぶプログラムは、忙しい毎日から解放された癒やしのひととき。茨城県内外からたくさんの方に興味を持っていただき、当日は満員御礼となりました。
遅ればせながら、12/8に行われたツアー当日の様子をレポートいたします!
集合は午前10:00。筑波山中腹の大鳥居近くにある「カフェ日升庵」に参加者の皆さまが集まりました! 当日は冬の寒さはありつつも、気持ちのいいお天気。さあ、たっぷり癒されにでかけましょう〜!
筑波山をフィールドにプライベートガイドも行っている浅野さん。レッスンはもちろん、浅野さんの視点から筑波山の見どころを教えていただけるのも楽しいプログラムです。
ケーブルカーを利用して「筑波山頂駅」までやってきました。ここから「筑波山自然研究路」「薬王院コース」を経由して、目的地である筑波山第三のピーク「坊主山」の山頂へと向かいます。
そうなんです。「双峰」ともいわれる筑波山は、男体山と女体山、2つのピークが有名ですが、実は男体山の北側、薬王院コース付近に坊主山という知られざる3つめのピークがあるんです。
知られざるピークというのはダテではなく、坊主山頂に人がいることは稀です。この「大自然でセルフケア」は、山頂貸し切り状態で、癒しのひとときを楽しめる贅沢なプログラムでもあったのです。
日陰には前日の初雪が残っていました。筑波山山頂は平地よりも5度気温が低いので、十分な防寒が必要です。
「薬王院コース」の長い階段道の終点を登り方向左手に進みます。ここが坊主山山頂へと向かう、知る人ぞ知るルートになっています。
坊主山山頂に到着しました!!
参加者の皆さまな全員お初の登頂です。秘密の場所みたいで、ちょっとワクワクしますね。
いよいよセルフケアレッスン! 2チームに分かれて15分交代で行われます。
事前に張られたハンモックの上で、レッスン待ちの皆さまはリラックスタイムです。Mount Tsukuba Tours事務局のアウトドアマスターから、ハンモックの使い方のレクチャーもありました。
全身の力を抜いて、ハンモックに体を委ねる時間。自然と、からだの緊張がほぐれていきます。
ハンモックにすっぽりと包まれて、しばし仮眠をとる方も。
ただただ贅沢。
こちらではセルフケアレッスンが始まっていました。ヨガマットを敷いて、素足になってケアしていきます。
素足や素手で地面に直接触れる、心地よさを感じて。
登山靴の中で固まった足指やかかと、足首を開放するマッサージから始めます。丹念にほぐしてあげると、足指のグリップ力が上がるんだそうです。
足裏反射区を刺激していきます。これによって、直接触れることのできない内臓のケアを。
途中、エッセンシャルオイルを使用して、スムーズに刺激していきます。香りもまた、癒しの大切な要素。坊主山山頂がアロマサロンになったかのように、いい香りに包まれます。
筑波山の新鮮な空気の中で、思っ切り深呼吸を楽しむ。そのために、まずは助骨周りと肩甲骨をストレッチ。
助骨が硬くなっていると肺が大きく膨らみにくくなるのだそう。鎖骨、肩甲骨と関連する骨をゆっくりと伸ばしていきます。
腕を高く上げてbefore afterを体感。肩と耳の距離が広がり、首が少し長くなったような…!?
助骨が正しい位置になり、肺の膨らみが大きくなって。きちんと深呼吸ができる状態になりました。
ほかにもいろんなセルフケアの方法を浅野さんに教わって、大満足。自然の中で自分のからだと向き合うと、なんともいえないリラックス感と心地よさがあります。
坊主山までの登山、セルフケアと身体をひと通り動かしたあとは、待ってましたのランチタイム。
スタッフが用意していた、筑波山の大鳥居の前にある「釜炊きおにぎり縁結び」の常陸小田米おにぎりを、みんなで頬張ります。
この日は、福来みかんの入った七味おむすびと、とろろ昆布で巻いたおむすびの2種類。やはり山で食べるおにぎりは格別。
付け合わせには、無農薬野菜のきゅうりとにんじんのピクルスを。こちらは筑波山麓で活動するNPO法人自然生クラブのもの。程よい酸味がからだにしみ渡り、あとをひく美味しさ。
気がつくと何やら、いい香りが…! 皆さんがランチを食べ終えるかどうかの絶妙なタイミングで、コーヒーをドリップする浅野さん。
江戸時代に徳川家光公が名付けたとされる「杉の井の湧き水」(筑波山江戸屋さんの敷地内にあります)を使用。保健所の許可もおりていて、安心して飲める筑波山の名水です。コーヒー豆は、外でも香りがすぐに飛んでしまわないように強めの焙煎に。とてもいい香りに頭が冴えます。
日常の喧騒を離れていただく、おいしい山コーヒーに癒されて。
ほぐれた身体、軽めのやさしいご飯、仲良くなった参加者同士で余韻にひたることのできるひとときです。
心もからだもすっきり冴えわたったように、みんな元気いっぱいになりました!
これにて無事ツアーは終了。
次回の開催は暖かい季節になりそう。とても楽しみです!