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茨城県 筑波山で登山・ハイキング/コース&観光ガイド

Journal筑波山ジャーナル

2020.07.28| 茨城県北ロングトレイル

「茨城県北ロングトレイルプロジェクト」ワークショップレポート!

茨城県の北側6市町をめぐる周回320kmの国内有数の長大なトレイル「茨城県北ロングトレイル」。今年中には部分開通を予定しています。そのトレイルの魅力をどう発信するべきか?ワークショップを通じて意見を出し合いました。

茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子

2020年7月11日に旧茨城県庁で、株式会社ナムチェバザール代表の和田幾久郎さん(写真左)が主催する「茨城県北ロングトレイルプロジェクト」のワークショップが行われました。
筑波大学芸術系准教授の原忠信先生がファシリテーターを務めます。お二人とも、つくばトレイルガーディアンズの心強いメンバーでもあります。

原忠信さん(写真右)と和田幾久郎さん(写真左)

県北ロングトレイルとは県北6市町をめぐる、周回320kmの長大なトレイル。その中には山・川・滝・里などの多様な地形が共存し、自然・暮らし・地域の文化や歴史が集約されています。それはまさに夢のようなトレイル。
通常のトレイルは一度山に入ってしまうと途中でエスケープすることが困難で、かなりの体力も必要。しかし県北ロングトレイルは里山のロングトレイルの利点として、山岳地帯と里の生活圏を行き来し、電車・バスなどによるアクセスやエスケープが容易です。
そして地域との交流や日本の原風景を醍醐味とし、自由でアクセシブルな旅を楽しむことができます。
また地域の有志たちが、茨城県北ロングトレイル協力隊として一体的な魅力向上・地域資源の見直し、環境維持・文化継承の橋渡しをします。
自然環境は適度に人の手が入ることで保たれ、整備と保全が結びつく環境トレイルとしても注目されている、全国でも先進的なプロジェクトです。

▼県北ロングトレイルプロジェクトでは、協力隊として一緒に活動していただける方を募っています。ご興味のある方は下記HPをご参照ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/longtrail

茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子

ワークショップでは、進行中の県北ロングトレイルをこれからどうブランディングし、どう発信していくべきかを、関係している市町職員、県北振興局、株式会社ナムチェバザール、筑波大学の総勢21名が4班に分かれて話し合いました。最後に、班ごとにまとまった考えをプレゼンします。

まず県北ロングトレイルのキーワードを、雑談をしながら付箋に書いていきます。ブレインストーミングをする際には以下のポイントに従って、県北を訪れたことないの人でも積極的に参加します。

『ブレインストーミングの4つのルール』
①質より量
②判断延期・批判禁止
③自由奔放・非現実的・突飛さ歓迎
④組み合わせ・改善・便乗歓迎

(出典:筧祐介著 ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップ P179)

その付箋を「インフラ」「商品・サービス」「アプローチ」「パーソナリティ」「理念・哲学・文化」の項目ごとに各班で議論をして貼り付けていきます。
そしてそこから絞った3つの重要なキーワードを発表します。

茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子
茨城県北ロングトレイル ワークショップの参加者たち

各班の発表を通じて、核となる魅力のキーワードがどんなものなのか見えてきたところで、今度は理想の顧客イメージを雑誌やカタログの大量の切り抜きから探します。軽快な音楽が流れる会場で、それぞれが一心不乱に理想の顧客イメージを手に取っていきます。
原先生曰く「理想の顧客像はブランドの写し鏡」。具体的なイメージを知ることで、アプローチを考える非常に重要な段階です。あわせてその顧客像が理想とする体験、食事、サービスもピックアップしていきます。

茨城県北ロングトレイル ワークショップ 理想の顧客像を探す
茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子

集めたイメージを一枚の紙に貼り付け、キーワードを可視化していきます。
各班ごとに特色が生まれ、ビジョンが見えて来ました。これを見ると、この場所に行ってみたいという気持ちになり、ワクワクしてきます。
そこから最適なネーミングを探っていきます。県北6市町の6をキーワードとしたネーミングや、6市町の頭文字を並び替えて1つの言葉にしたり、「旅」などの絞ったキーワードから派生したネーミングなど様々でした。本来は2、3日かけて行うような内容でしたが、皆が頭をフル回転させて、予定していたネーミング案までたどり着くことができました。

茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子
茨城県北ロングトレイル ワークショップの様子

茨城の一大アウトドアプロジェクトとして今後の展開が楽しみな県北ロングトレイル。
日本有数の長大な周回トレイルは、今年中に一部エリアのみの試行を開始予定。今はまだ落ち着かない情勢ですが、アウトドアの楽しみを世界に発信する先進的なトレイルとして開放される日が待ち遠しいです。

そして県北ロングトレイルプロジェクトでは整備の方向性、書体やレイアウトなどのデザインをMount Tsukubaと統一していく方向です。
茨城県内のアウトドアプロジェクトとして、Mount Tsukubaプロジェクトも、県北ロングトレイルとともに成長できるようにがんばりたいです。

アウトドアがどんどん盛り上がっている茨城県、要注目です!!

茨城県北ロングトレイル ワークショップ 参加者たち

取材・文/合田裕基(TURBAN)


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