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茨城県 筑波山で登山・ハイキング/コース&観光ガイド

Journal筑波山ジャーナル

2020.09.15| 筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業

コロナを乗り越えて、筑波山・霞ヶ浦エリアを盛り上げる!新ニュースも続々の関係者会議が行われました。

茨城県の事業として2018年から3年間にわたって取り組まれている「筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」。民間と行政がタッグを組み、茨城県南部の二大景勝地である「筑波山」「霞ヶ浦」と周辺地域を盛り上げるビッグプロジェクトです。今回は、事業や地域の関係者が多数集まった会議の模様をお届けします!

筑波山のサイン計画について発表する筑波大学の原忠信先生

2020年度が3ヶ年計画の最終年度となる「筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」。夏の終わりの8月31日(月)に、筑波山京成ホテルにて関係者が集った合同会議が行われました。

ちなみに、筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業はここMount Tsukubaでも何度か取り上げておりますが、このMount Tsukubaのサイトを立ち上げることになったきっかけになった事業でもあります(ちなみにサイトは、株式会社ターバンが、微力ながらがんばって自費運営しています!)。

まずは、会議の柱のひとつである、筑波山のサイン計画についての発表です。

サインの開発を行っている筑波大学芸術系准教授の原忠信先生が、筑波山地域に設置される新しい観光案内サインガイドラインについて説明しました。
さらに、原先生が代表を務める筑波山の保護活動を進める民間の新団体「つくばトレイルガーディアンズ」の活動報告も。

株式会社ラール・アワー代表の菊池真由美さん

もうひとつの会議の柱は、昨年度に続いて今年度も事業の中核として行われる「ツアーのトライアル事業」についての発表でした。

ツアーの企画・運営を担当されるのは、昨年度に引き続き、旅行分野のエキスパートとして事業に参画している菊池真由美さん。

昨年度大人気だったトライアルツアー「Mount Tsukuba Tours」を、よりラインナップ強化した「Mount Tsukuba PLAY」が発表されました。日帰りも宿泊も、大人も子供も楽しめる多種多様なアクティビティプログラムが、10月から12月頭にかけてなんと7本以上もラインナップされています!

9月20日(日)開催予定の第一弾プログラム「霞ヶ浦レイクセルフヒーリング&フレッシュ朝ごはん」は、募集開始早々にすでに満員御礼の盛況ぶり!
10月以降のプログラムも9月中にはMount Tsukuba上&もうすぐ立ち上がる予定の「Mount Tsukuba PLAY」の特設サイトで発表いたしますのでお楽しみに!

ちなみに菊池さんは、この事業での経験を足がかりに、自己資本で着地型旅行商品を扱う旅行会社「株式会社ラール・アワー」を立ち上げたばかり。
元々、都内の大手旅行会社に勤めていた菊池さんは、故郷である茨城の魅力を掘り起こしたい!という想いを持って昨年Uターンした熱い方。Mount Tsukubaプロジェクトをともに盛り上げてくださっている仲間でもあります。

ここだ!という目立った観光地の少ない茨城県は、これまで「旅先」としてあまり認知されていない場所でした。でも、その代わりに観光化されていない素朴でありのままの自然や風景も多く残っており、あまり遠出ができない昨今の事情もあいまって、じわじわとその良さが見つめ直されています。

最近では、星野リゾートの「BEB5土浦」(土浦市)や、霞ヶ浦湖畔の古民家ゲストハウス「江口屋」(かすみがうら市)など、新たな宿泊施設もオープンしていて、より旅が楽しめる環境も整ってきています。

 

株式会社GoUp代表の野堀さん

筑波山中腹の大鳥居近くで古民家カフェ「カフェ日升庵」を運営する野堀真哉さんも、涼しげなペンギンのマスク着用で参戦。
野堀さんは、2020年9月に、筑波山にある築120年以上の趣ある古民家を改修した「旧小林亭ひととき」をグランドオープン予定! ワーケーションなどにもぴったりな環境で、筑波山の新たな拠り所として注目を集めています。

 

筑波山神社広報の八木下さん

会場には、筑波山神社広報担当の八木下さんの姿も。筑波山が、山全体を御神体とする信仰の場所であることをお話ししてくださいました。誰よりも長く筑波山を見守ってこられた筑波山神社からのお話に、一同身が引き締まります。

行政や地域関係者、事業関係者たちが今一度ビジョンを共有し、積極的に意見交換がされた今回の会議。大変な時代だからこそ、Share the Trail!! 力を合わせて盛り上げていきましょう!!

最後に、今回の会議の参加団体は以下の通り。

【事務局】

茨城県営業戦略部 観光物産課、株式会社常陽産業研究部 地域研究部

【茨城県】

県民生活環境部 自然環境課、県民生活環境部 スポーツ推進課

【市町村】

石岡市観光課、つくば市観光推進課、潮来市観光商工課、筑西市観光振興課、かすみがうら市観光課、桜川市商工観光課、行方市商工観光課、小美玉市商工観光課、阿見町商工観光課

【地域関係者等】

筑波観光鉄道株式会社、つくば観光コンベンション協会、Carstay株式会社、フォレストアドベンチャーつくば、nakine、株式会社かすみがうら未来づくりカンパニー、株式会社GoUp、atacamaki photography

【ワーキング委員】

筑波大学、株式会社ナムチェバザール、株式会社ラール・アワー、株式会社パーク・コーポレーション、株式会社ターバン、株式会社ARC地域研究センター、つくばトレイルガーディアンズ

 

写真・文/合田裕基(TURBAN)


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